植田圭輔インタビュー1 ~バトンでつなぐ「明日のつくり方」~
―前回ゲストの北村諒さんからメッセージを預かっているので読み上げます。「北村の髪型で好きなのは長髪?短髪?」
どっちでもええわ!(笑)しいて言うなら、長髪が似合う人はあまりいないから、長いのがいいんじゃない…って思いますけど、でもほんと、どっちでもいい!(笑)
彼とはプライベートでも仲がいいんですよ。舞台『弱虫ペダル』で共演して以来かな。習得まで時間のかかる特殊な演技法を使った舞台なんですが、彼は一発で習得して驚いたのが最初の印象ですね。稽古を重ねるうちに仲良くなりました。お互い一緒にいてラクなんです。
好きなことで生活できるのはありがたい
―植田さんご自身は毎日をどのように過ごされていますか?
1日を円グラフで表すとぐるっと85%が仕事。あとはご飯、風呂、寝る、以上!(笑)ほとんど1年間仕事しかしてませんね。
最近は舞台の稽古だけじゃなくて、自分のネット番組の生放送とか、先々の舞台作品の準備とかもあります。時間が空くなぁって思ったらセリフ覚えたり、ダンスや殺陣(たて)の予習・復習をする時間も必要なので、仕事のこと考えてない日がないっていう感じです。
―お忙しいとモチベーションを保つのも大変ではないですか?
ありがたいことに、僕の場合はやりたいことが仕事になっていますから、仕事が苦になるようなことってないんです。
大阪から出てきた最初の頃は「バイトするために東京に出てきたんじゃねぇ!」っていうくらい、役者の仕事ではなくアルバイト中心の生活でしたから。好きなことで仕事してお金もらって、生活させていただけているので、ありがたいですね。
とはいえ、オフの前の日は夜更かしして、ご飯食べて、飲んで。で、次の日はだらだら過ごしたい!(笑)ネットサーフィンしたり、テレビ見たりしますよ。途中カフェに行ったり、マッサージに行ったりもしますね。本当は買い物も行きたいけど、体動かすのがもったいないって感じ。
オフは大抵一人で過ごします。友達と会うのも好きなんですけど、人と関わる仕事なので、一人になれるオフの時間は必要ですね。
甘やかすつもりはない、と育てられました
―ジュノン・スーパーボーイ・コンテストの応募が芸能界入りのきっかけだと聞いています。
この業界ではよくある、家族が勝手に送ってたパターン、です(笑)。でもその年は書類審査すら通らなかったんですよ。それで姉に「あんた学校でかわいい言われてるけど大したことないなぁ」って言われて腹が立って(笑)。で、こんなもん受かったるわ!って、次の年自分で書類書いて出しました。
だからそれまでは、芸能界には1ミリも興味がなかったですね。公務員になりたいと思ってました(笑)。それこそ公務員試験の勉強もしてたし…めちゃくちゃ堅実。
すごい早くに結婚して子どももほしかったし、車も乗りたかったし…とか、いろいろと自分の中で人生設計があったんですけど、全部覆りました。
―お姉さんがいらっしゃるんですね。
兄弟は姉が1人、妹が2人いて、女性に囲まれた4人兄弟です。女性ばかりに囲まれて育ったんで、中身も女っぽいのかと思われるかもしれませんが、食事はいつも戦争のようでしたし(笑)、僕自身の性格はかなり男っぽいです。体育会系で、サッカーや少林寺拳法もやっていたんですよ。
母も結構たくましい人で(笑)、昔から「男一人だからって甘やかすつもりはないっ!」って言われながら育てられました。
…女性的な柔らかい見た目の雰囲気とは裏腹に、自分はかなり男っぽい性格と語る植田さん。次回は上京後のアルバイトについて。男っぽいハードな生活にビックリするかも!?お楽しみに!
植田圭輔 Keisuke Ueda
1989年9月5日、大阪府生まれ。2006年 第19回「ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」ファイナリスト。2007年 舞台『少年陰陽師<歌絵巻>』で俳優デビュー。以降、舞台作品を中心に活動中。主な出演作品は『弱虫ペダル』シリーズ、『K』シリーズ、『戦国無双』シリーズ、『曇天に笑う』、『インフェルノ』など。今後の出演作は、『おそ松さん on STAGE~SIX MEN’S SHOW TIME~』、ミュージカル『ヘタリア~The Great World~』、『剣豪将軍義輝』、ミュージカル『しゃばけ』、『ノラガミ』(第2作)など。
公式チャンネル:http://ch.nicovideo.jp/uechannel
公式ブログ:http://ameblo.jp/keisuke-ueda/
撮影/Riki Yamada
▼関連記事▼

3回に渡ってお届けしている植田さんのインタビュー。2回目の今回はジュノン・スーパーボーイ・コンテストのファイナリストとなったことがきっかけで芸能界入りし、上京した植田さんのアルバイトについて。新しい東京での生活にも注目です!

3回に渡ってお届けしている植田さんのお話もいよいよ最終回。ハードな毎日を過ごす植田さんの支えとなったものはなんだったのでしょうか。バトンが誰に渡るのか、次回ゲストの発表もお楽しみに!

今話題の人物にアルバイト経験をリレー形式で語ってもらう『バトンでつなぐ「明日のつくり方」』。記念すべき第1回目は、舞台『おそ松さん』にも出演予定の俳優、北村諒さんのお話。3回に渡ってご紹介します!
